「辞めると決めていたのに今日もやってしまった」
そんな罪悪感の中この記事を読んではいませんか?その気持ちは痛いほどわかります。僕もタコ負けした後に「もう打たない」と思いながら他人の体験談を読んでいましたから。
頭では辞めなきゃと分かっているけど、発作が起きてしまうと自分の気持ちを制御できなくなる。
そんな人生を今日から少しづつでいいので私と一緒に変えていきましょう。
まずこの記事では僕がギャンプルにハマったエピソードを紹介します。
ギャンブルにハマったきっかけ
久しぶりに会った友人の誘い
僕のパチンコ・パチスロにハマったのは19歳のころ友人からの誘いでした。
もともと家族がパチンコ嫌いだったこともあり興味がなかったのですが「少しだけなら行ってみてもいいか」と思いパチンコ店に入店しました。
今思えばこの時の「少しだけなら行ってもいいか」がすべての歯車が狂った瞬間だったと今なら分かります。
今も初めて打った台を鮮明に覚えています。「CR化物語」です。
学生の頃から化物語のアニメが好きでみていた僕は、すぐに着席しました。友人からお金の入れ方や打ち方を教えてもらい1000円分打ちました。
ですがよく聞く「ビギナーズラック」にはなりませんでした。これの何が楽しいんだろう?という気持ちで店を出ました。これで終わっていたらまだ地獄からUターンできていたのかもしれません。
パチンコを打ち終えたあと友人は「スロットもやってみる?」と勧めてきました。
少しだけやってみようと思い友人に連れられるがまま違う店舗に行き「エウレカセブン2」を打ちました。
友人から丁寧に打ち方を教わっていると当たりを引くことができました!その時の僕はこう思いました。
「この友達の言う通りにすれば当たりを引くことができるんだ!!」
今思うと本当にバカです(笑)
友人が「あとは液晶の順番の通りにボタンを押せばいいから」と言って違う台を打ちに行きました。
当たりが終わらずにずっと増え続けて投資2000円で3000枚を取ることができました!
そう、ビギナーズラックです。この瞬間から僕は地獄へ落下していきました。
もしこの日の僕を止めに行けるとしたら全財産を出してでも止めに行きたいです。
ビギナーズラックの後はもう落ちていくだけ
6万円を手にした僕はもうおかしくなっていました。店を出て食べに行ったものまでいまだに覚えています。
念の為店名は伏せますが「ステーキ⚫︎」です。気が大きくなった僕は一番高いメニューを迷いなく注文しました。
「短時間で大金が手に入って、美味しいご飯も食べられる」
そう脳内に焼きついてしまった僕はステーキを食べている間もずっとエウレカセブン2のことで頭がいっぱいでした。
次の日の仕事中もBGMや効果音などが頭の中でずっとこだましていました。友人の言う通りに打つと当たると思っている愚かな僕は友人にこうラインしました。
「今日の仕事終わりスロットに行かない?」
そうして友人と仕事終わりに毎日打ちに行くことになりました。不思議なことにこの時は何を打っても当たってどんどんお金は増えていきました。
それと同時にどんどんスロットにハマっていきました。
「行くと増える」が頭に刷り込まれた僕はついに友人がいなくても1人で打つようになりました。仕事終わり、休日関係なしに打ち続けました。
そうして気づいた時には今まで勝ったお金は1円も残っていませんでした。それどころか貯金が減り始めていました。
・勝つ→豪遊する→お金がなくなる→スロットを打つ→負ける→取り返しに行って負ける
もう負のループから抜け出せなくなってしまいました。
職場の環境がさらに依存を加速させた
高校卒業後すぐに就職した職場はパワハラまみれでした。そんな環境に入社した僕は最年少ということもありすぐにパワハラのターゲットになりました。
何をしても、何を言っても「お前は使えない、カス、ゴミ、早く辞めろ」のオンパレード。
精神が限界に近づいていたタイミングでパチスロに出会ってしまったから依存までのスピードは本当に早かったです。
職場でストレスを溜めてパチスロで発散。そんな毎日を過ごしているとあっという間に時間が過ぎていきました。そしてお金も無くなっていきました。
僕はこの記事を書いている時点で31歳なのですが、大人がよく言う「20代を大切にしなさい」の言葉の意味が痛いほどよくわかりました。
「早く見切りをつけて職場をやめていれば、パチスロに出会わなければ、あの時あの友人と遊ばなければ」もう何度そう思ったのか数え切れません。
ですが何度後悔したって時間は絶対に巻き戻りません。なので1人でも多くの人にこの経験をして欲しくない、助けになりたいと思いこの記事を書いています。
もしこれを読んでくれているアナタが今働いている環境がツラいと感じているなら、違う逃げ道を探してみてもいいと思います。
僕の場合、我慢してよくなかったことのほうが上回るので我慢しないことをオススメします。
こうしてどんどんパチンコの沼に沈んでいきました。
この記事を読んでくれたアナタへ
この記事を読んでくれてありがとうございました。
僕自身まだまだギャンブル依存症を克服している途中です。ですが確実にパチンコからは離れられています。
こんな僕でも距離を置くことができているので、今これを読んでくれているアナタが「自分には脱パチできるわけがない」「孤独だ」なんて苦しまないで欲しいです。
きれいごとに見えるかもしれませんが僕も本当に苦しんでいるので、この苦しみを1人でも多くの人と共有できたら嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。